東洋学の磁場
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東洋学の磁場
(「帝国」日本の学知 : 岩波講座, 3)
岩波書店, 2006.5
- タイトル読み
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トウヨウガク ノ ジバ
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注記
シリーズの編集委員: 山本武利, 田中耕司, 杉山伸也, 末廣昭, 山室信一, 岸本美緒, 藤井省三, 酒井哲哉
付録: 文献解題・研究機関等紹介(安藤潤一郎編): 巻末p[1]-41
文献: 章末
内容: 東洋の中の東洋学(岸本美緒), 日本的「東洋学」の形成と構図(中見立夫著), 東洋史学の形成と中国(古澤誠一郎著)ほか6編
収録内容
- 東洋のなかの東洋学 / 岸本美緒 [執筆]
- 日本的「東洋学」の形成と構図 / 中見立夫 [執筆]
- 東洋史学の形成と中国 : 桑原隲蔵の場合 / 吉澤誠一郎 [執筆]
- 植民地の帝国大学における人類学的研究 : 京城帝国大学と台北帝国大学の比較 / 全京秀 [執筆] ; 太田心平訳
- 東亜考古学と近代中国 / 吉開将人 [執筆]
- 近代仏教学の展開とアジア認識 : 他者としての仏教 / 下田正弘 [執筆]
- 戦前日本の「回教徒問題」研究 : 回教圏研究所を中心として / 臼杵陽 [執筆]
- 中国中間団体論の系譜 / 岸本美緒 [執筆]
- 日中戦争前夜の中国分析 : 「再認識論」と「統一化論争」 / 西村成雄 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
アジアを研究対象とする近代日本の人文社会科学は、欧米の東洋学と中国の伝統的学問を強く意識しながら、それらとの交流と対抗のなかで発展していった。近代日本の東洋学の軌跡をたどって、日本とアジア諸地域との双方向視点と学際的視野から、緊張した磁場の構造を明らかにする。そこから、中国及びアジア認識をめぐる今日的な問題性のありかが浮き彫りにされてくるであろう。
目次
- 序章 東洋のなかの東洋学
- 第1章 日本的「東洋学」の形成と構図
- 第2章 東洋史学の形成と中国—桑原隲蔵の場合
- 第3章 植民地の帝国大学における人類学的研究—京城帝国大学と台北帝国大学の比較
- 第4章 東亜考古学と近代中国
- 第5章 近代仏教学の展開とアジア認識—他者としての仏教
- 第6章 戦前日本の「回教徒問題」研究—回教圏研究所を中心として
- 第7章 中国中間団体論の系譜
- 第8章 日中戦争前夜の中国分析—「再認識論」と「統一化論争」
- 付録 文献解題・研究機関等紹介
「BOOKデータベース」 より