言語の基盤 : 脳・意味・文法・進化
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言語の基盤 : 脳・意味・文法・進化
岩波書店, 2006.7
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Foundations of language : brain, meaning, grammar, evolution
言語の基盤 : 脳意味文法進化
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ゲンゴ ノ キバン : ノウ イミ ブンポウ シンカ
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Note
文献: p[515]-549
Description and Table of Contents
Description
伝統的な生成文法では統語論だけが生成的であると仮定しているが、それに対してジャッケンドフは本書で、音韻論、統語論、意味論が同様に生成的であるという並列機構を提案する。そして、生成的な各部門はたがいにインターフェース部門を介してコミュニケーションをとり、語彙項目がそのインターフェースの一部として重要な役割を果たすと論じる。さまざまな異なる立場の言語理論に含まれる洞察も取り込んだこの枠組みは、言語処理、言語獲得、言語使用、空間認知、社会認知、進化心理学、神経科学などとの実り多い相互作用を生み出し、言語研究が人間の本質を明らかにするという、かつて多くの人が生成文法に対して抱いた期待に応えるものであると言えよう。
Table of Contents
- 第1部 心理・生物学的基盤(言語構造の複雑さ;心的現象としての言語;組み合わせの性質;普遍文法)
- 第2部 機構的基盤(並列機構;語彙的格納対オンラインの構築;処理への示唆;機構に対する進化論的見方)
- 第3部 意味・概念的基盤(心的活動としての意味論;指示と真理;語彙意味論;句の意味論;むすびのことば)
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