資本主義に徳はあるか
著者
書誌事項
資本主義に徳はあるか
紀伊國屋書店, 2006.8
- タイトル別名
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Le capitalisme est-il moral?
- タイトル読み
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シホン シュギ ニ トク ワ アルカ
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内容説明・目次
内容説明
「政治の時代」のあと、現代社会は「道徳の時代」とも呼ぶべき様相を呈している。経済活動にもモラルや倫理が求められるが、それは滑稽だと著者は言う。「万民のための哲学」の旗手が、“四つの秩序”という視点から資本主義社会を明快に分析。経済と道徳という異なる秩序を区別できていないことがさまざまな混乱をもたらしていると指摘し、市場や政治にゆだねることのできない個々人の責任を担うよう読者に呼びかける。
目次
- 第1章 道徳の回帰—いまなぜモラルが問われるのか(「政治の世代」から「道徳の世代」へ;資本主義の「勝利」;「神の死」;「企業倫理」の流行)
- 第2章 四つの秩序—なにがどこまで許されるのか(経済‐技術‐科学の秩序;法‐政治の秩序;道徳の秩序;倫理の秩序、あるいは愛の秩序)
- 第3章 資本主義に徳はあるか(道徳と経済は無縁;マルクスの誤り;「黄金の牛」—資本主義は宗教ではない)
- 第4章 混乱する秩序—滑稽さと圧制、純粋主義と野蛮(それは滑稽だとパスカルなら言う;野蛮—したからの圧制;純粋主義—うえからの圧制;責任と連帯)
- 対話篇
「BOOKデータベース」 より