空間形成と世界認識
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空間形成と世界認識
(「帝国」日本の学知 : 岩波講座, 8)
岩波書店, 2006.10
- タイトル読み
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クウカン ケイセイ ト セカイ ニンシキ
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注記
文献: 章末
文献解題: A 空間認識と世界観(谷川穣, 藤原辰史, 坂本優一郎, 中島岳志, 岡本弘道): 巻末p2-32, B 建築学関係文献(井上麻香, 谷川竜一, 鈴木千里, 谷田侑実子): 巻末p32-45
収録内容
- 空間認識の視角と空間の生産 / 山室信一 [執筆]
- 国民帝国・日本の形成と空間知 / 山室信一 [執筆]
- 哲学と世界認識 : 西田幾多郎における「東洋」と「世界」 / 藤田正勝 [執筆]
- 戦前日本マルクス主義哲学の到達点 : 三木清と戸坂潤 / 平子友長 [執筆]
- 都市空間の創出と社会生活 / 藤田弘夫 [執筆]
- 近代日本の国土空間の生産をめぐる計画化思想とその実践 : 地方利益と都市利益の相克 / 水内俊雄 [執筆]
- 建築の越境と植民都市建設 / 西澤泰彦 [執筆]
- 歴史空間としての海域世界 / 早瀬晋三 [執筆]
- 文化圏と生態圏の発見 / 応地利明 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
国民国家から帝国へと変貌を遂げる中で、近代日本はその本国と植民地・占領地から成る複合空間の地形や生態的条件をいかに考慮しつつ、空間を対象とする学知の分野をどのように生み出していったのであろうか。本書は、研究者や思想家などが担った認識論的な学知(エピステーメ)の領域において、また測量技師・建築家・土木家などが担った実践的な技術知(テクネー)の領域において、形成されていった空間とそれにまつわる世界認識のありようを統合的に捉え、それが帝国空間の生産と経営にいかに係わっていったのかを解明していく。
目次
- 序章 空間認識の視角と空間の生産
- 第1章 国民帝国・日本の形成と空間知
- 第2章 哲学と世界認識—西田幾多郎における「東洋」と「世界」
- 第3章 戦前日本マルクス主義哲学の到達点—三木清と戸坂潤
- 第4章 都市空間の創出と社会生活
- 第5章 近代日本の国土空間の生産をめぐる計画化思想とその実践—地方利益と都市利益の相克
- 第6章 建築の越境と植民都市建設
- 第7章 歴史空間としての海域世界
- 第8章 文化圏と生態圏の発見
- 付録 文献解題
「BOOKデータベース」 より