マカーマート : 中世アラブの語り物

書誌事項

マカーマート : 中世アラブの語り物

アル・ハリーリー [著] ; 堀内勝訳注

(東洋文庫, 780, 782, 785)

平凡社, 2008.11-2009.4

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タイトル別名

Al-maqaamaat

タイトル読み

マカーマート : チュウセイ アラブ ノ カタリモノ

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注記

1: 欧文文献: p63-65

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784582807806

内容説明

マカーマートとは、説話形式のアラブの散文文学の一ジャンル。本書はその大成者が著した最高傑作。西洋の悪漢小説に比肩される、イスラム世界の騙りを語る作品の本邦初訳。

目次

  • サンアーのマカーマ—辻説教師のうらおもて
  • フルワーンのマカーマ—文学サロンの席で
  • ディナール金貨のマカーマ—金銭の美醜
  • ダミエッタのマカーマ—処世訓と逃げの術
  • クーファのマカーマ—父子の哀れな巡り合い
  • マラーガのマカーマ—太守からの難題
  • バルカイードのマカーマ—寺院での出来事
  • マアッラのマカーマ—コホル筆と針を喩えれば
  • アレキサンドリアのマカーマ—頚飾りを編むとは
  • ラフバのマカーマ—男色に溺れると
  • サーワのマカーマ—基地での垂訓
  • ダマスカスのマカーマ—旅を護衛る呪文
  • バグダードのマカーマ—老婆に身をやつして
  • メッカのマカーマ—巡礼行にラクダも倒れて
巻冊次

2 ISBN 9784582807820

内容説明

マカーマートとは、説話形式のアラブの散文文学の一ジャンル。本書はその大成者が著した最高傑作。騙しの長老アブー・ザイドの行状記のかたちをとって、騙りを語る言語芸術。

目次

  • ファルド(相続法)のマカーマ—遺産相続の怪
  • マグリブのマカーマ—回文芸術への招待
  • カフカルのマカーマ—回文芸術のさらなる追究、語回文へ
  • シンジャールのマカーマ—ガラス食器が元凶の裏切り話
  • ナスィービーンのマカーマ—隠語を用いて客をもてなす
  • ファーリクのマカーマ—武人の成れの果て・野営地での出来事
  • ラッイのマカーマ—太守に堂々ともの申す、説教師の心意気
  • ユーフラテスのマカーマ—書記官と会計官とに船で乗り合わせる
  • 詩に関するマカーマ—詩を息子に剽窃されたと訴えて、連歌で親子対決する
  • カティーアのマカーマ—一二の謎掛け〔ほか〕
巻冊次

3 ISBN 9784582807851

内容説明

マカーマートとは説話形式のアラブの散文文学の一ジャンル。本書はその大成者が著した最高傑作。教養・詩才・機知に富んだ騙しの長老アブー・ザイドが才覚を発揮する行状記。

目次

  • ザビードのマカーマ—奴隷を買えども不法とされて
  • シーラーズのマカーマ—老婆殺しを重ねながらその一方深窓の娘を育てる
  • マラティッヤのマカーマ—言い換え謎を問われ極意を授ける
  • サアダのマカーマ—法官に親不孝を諭され終わってみれば
  • メルヴのマカーマ—吝嗇で知られる町の太守を攻め切る
  • オマーンのマカーマ—避難した島に上陸し呪文で難産を救う
  • タブリーズのマカーマ—「隣」で済まそうとする夫婦生活が法廷に持ち込まれて
  • ティンニースのマカーマ—モスクで親が説教し、息子が布施を集める
  • ナジュラーンのマカーマ—高く付いた一〇の謎々
  • バクル(若さ)のマカーマ—bakr(若さ)三題話、若ラクダ、若き性、若輩〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA87897420
  • ISBN
    • 9784582807806
    • 9784582807820
    • 9784582807851
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ara
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    3冊
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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