ものはなぜ見えるのか : マルブランシュの自然的判断理論

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ものはなぜ見えるのか : マルブランシュの自然的判断理論

木田直人著

(中公新書, 1981)

中央公論新社, 2009.1

タイトル読み

モノ ワ ナゼ ミエルノカ : マルブランシュ ノ シゼンテキ ハンダン リロン

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注記

参考文献一覧: p238-245

内容説明・目次

内容説明

たとえば、目の前の湯呑。私たちはこれをどのようにして認識しているのか。一七世紀フランスの哲学者マルブランシュの結論は、驚くべきものである。「われわれはすべてのものを神の内に見る」。この理説によって、非常識陣営の大立て者と目される裏で、彼は自然主義との壮絶な調整を続けていた。古代プラトン主義と近代デカルト主義を併呑した彼の理論が、ついには現代現象学へと肉薄する過程を、明晰・精緻に描き上げる。

目次

  • 第1章 物体の認識を可能にする理論的条件(三つの延長概念;「すべてのものを神の内に見る」理説;第1章まとめ)
  • 第2章 自然的判断(物体の個別的空間規定;延長;初版における自然的判断;第二版以降の自然的判断 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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