超大国アメリカの文化力 : 仏文化外交官による全米踏査レポート
著者
書誌事項
超大国アメリカの文化力 : 仏文化外交官による全米踏査レポート
岩波書店, 2009.1
- タイトル別名
-
De la culture en Amérique
超大国アメリカの文化力 : 仏文化外交官による全米踏査レポート
- タイトル読み
-
チョウタイコク アメリカ ノ ブンカリョク : フランス ブンカ ガイコウカン ニ ヨル ゼンベイ トウサ レポート
大学図書館所蔵 件 / 全256件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
監訳: 根本長兵衛, 林はる芽
注: 巻末p1-19
参考文献: 巻末p21-38
原著 (Paris: Gallimard, 2006) の全訳
内容説明・目次
内容説明
アメリカの文化は、単純で低俗、商業主義的で、世界をアメリカ化しようとしているとして、世界中から非難されている。それは本当なのだろうか。本当ならどうやって世界を支配できたのだろうか。著者はアメリカ三五州で七〇〇回に及ぶインタヴューと調査を敢行し、ケネディからブッシュにいたるアメリカ政府の「文化政策」と、フィランソロピー、財団、企業メセナ、大学、コミュニティといった、文化にかかわる組織の機能の解読を試みた。その結果姿を現したのが、大がかりで複雑なアメリカの文化システムである。このシステムは、市場に左右されずに効率的に巨額の資金を集め、マイノリティに配慮した多様な文化を振興している。その理念と巧妙な仕組みは驚くべきものだ。表向きのアメリカ文化の顔とは異なる、これまで知られていなかったその実態を、はじめて実証的に明らかにした意欲作。
目次
- 第1部 アメリカの文化と政治(アメリカの文化省?;政府芸術機関の誕生;アメリカ文化政策の起源(一九六〇年以前);全米芸術基金の黄金時代;地域における文化の民主主義;「文化戦争(カルチャー・ウォーズ)」)
- 第2部 アメリカの文化と社会(フィランソロピー;「501c3」;キャンパス;文化の商業化;文化の多様性;アメリカ流の文化は例外)
「BOOKデータベース」 より