精霊たちの家
著者
書誌事項
精霊たちの家
(世界文学全集 / 池澤夏樹編, 2-07)
河出書房新社, 2009.3
- タイトル別名
-
La casa de los espíritus
精霊たちの家
- タイトル読み
-
セイレイ タチ ノ イエ
大学図書館所蔵 件 / 全463件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
イサベル・アジェンデ年譜: 巻末pi-iii
主要著作リスト: 巻末piii
月報あり
内容説明・目次
内容説明
不思議な予知能力をもつ美少女クラーラは、緑の髪をなびかせ人魚のように美しい姉ローサが毒殺され、その屍が密かに解剖されるのを目の当たりにしてから誰とも口をきかなくなる。9年の沈黙の後、クラーラは姉の婚約者と結婚。精霊たちが見守る館で始まった一族の物語は、やがて、身分ちがいの恋に引き裂かれるクラーラの娘ブランカ、恐怖政治下に生きる孫娘アルバへと引き継がれていく。アルバが血にまみれた不幸な時代を生きのびられたのは、祖母クラーラが残したノートのおかげだった—幻想と現実の間を自在に行き来しながら圧倒的な語りの力で紡がれ、ガルシア=マルケス『百年の孤独』と並び称されるラテンアメリカ文学の傑作。軍事クーデターによって暗殺されたアジェンデ大統領の姪が、軍政下で迫害にあいながらも、祖国への愛と共感をこめて描き上げた衝撃のデビュー作。
「BOOKデータベース」 より