「始まり」のアーレント : 「出生」の思想の誕生
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書誌事項
「始まり」のアーレント : 「出生」の思想の誕生
岩波書店, 2010.7
- タイトル別名
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始まりのアーレント : 出生の思想の誕生
- タイトル読み
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「ハジマリ」 ノ アーレント : 「シュッショウ」 ノ シソウ ノ タンジョウ
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注記
参考文献: 巻末p1-15
内容説明・目次
内容説明
「自由」や「複数性」といった概念を懐胎した、アーレントを貫く原理である「出生」の思想とは何か。「世界への愛」が、ここから開かれる。
目次
- 第1章 アーレント解釈史を捉え直す—何が問われ、何が問われてこなかったのか(裁断されるアーレントの思想—現代政治理論の隘路の中で;拡散するアーレント像—一九九〇年代以降のアーレント解釈 ほか)
- 第2章 自己・他者・世界をめぐる問いの始まり—アウグスティヌス論とパーリア論(『アウグスティヌスにおける愛の概念』—その問いの構造;『アウグスティヌスにおける愛の概念』におけるアーレントの探究—隣人の意義をめぐって ほか)
- 第3章 「制作」の暴力性—全体主義論の生成過程(1)(アーレントの全体主義論の特質—その問いの射程と構造;「人種帝国主義」論から『全体主義の起源』初版まで—近代人のニヒリズム ほか)
- 第4章 「制作」から「労働」へ—全体主義論の生成過程(2)(「制作」と「労働」—過程を支配するhomo faberと過程に支配されるanimal laborans;「組織化された孤絶」の破壊力—『全体主義の起源』第二版における全体主義理解 ほか)
- 第5章 出生について—政治的なるものの「始まり=原理」(「出生」の思想の誕生—「始まり」の時間性;自由の「始まり=原理」—『アウグスティヌスにおける愛の概念』を新たに反復する ほか)
「BOOKデータベース」 より