ミシンと日本の近代 : 消費者の創出
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書誌事項
ミシンと日本の近代 : 消費者の創出
みすず書房, 2013.7
- タイトル別名
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Fabricating consumers : the sewing machine in modern Japan
- タイトル読み
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ミシン ト ニホン ノ キンダイ : ショウヒシャ ノ ソウシュツ
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注記
原著 (University of California Press, 2012) の全訳
索引: 巻末pi-xvii
主要参照文献: 巻末pxviii-xxvi
内容説明・目次
内容説明
日本の家庭に入った第一号ミシンは、ジョン万次郎の母親への土産物だった。そして1920年頃までには、アメリカのシンガーミシンが無敵の存在になる。独特の販売システムを確立し、割賦制度も浸透させた。太平洋戦争は「もんぺ」をきっかけに、洋装への移行を一気に加速させた。そして戦後になると、「内職」にミシンを「踏む」女たちの意識は、1950‐60年代以降の「中流意識」の膨張に連動していく。ミシンはこの多種多様な「近代」という経験を、すべて見ていた。一つの「モノ」に即して、消費者の側から、経済・社会・文化を語る画期的な歴史。
目次
- 第1部 日本におけるシンガー(明治期のミシン;アメリカ式販売法;近代的生活を販売し消費する;ヤンキー資本主義に抵抗する)
- 第2部 近代性を縫う—戦時と平和時(銃後の兵器;機械製の不死鳥;ドレスメーカーの国)
「BOOKデータベース」 より