朝鮮王公族 : 帝国日本の準皇族

書誌事項

朝鮮王公族 : 帝国日本の準皇族

新城道彦著

(中公新書, 2309)

中央公論新社, 2015.3

タイトル別名

朝鮮王公族 : 帝国日本の準皇族

タイトル読み

チョウセン オウコウゾク : テイコク ニホン ノ ジュンコウゾク

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注記

参考文献: p248-256

内容説明・目次

内容説明

1910年8月、日本は大韓帝国を併合した。最大の懸案だった皇帝一族の処遇については、王族・公族の身分を華族より上に新設し、解決を図った。1945年8月の敗戦まで、男子は軍務に就くなど、皇族同様の義務と役割を担う。異民族ながら「準皇族」扱いされた彼らの思いは複雑であり、日本に忠誠を尽くす者、独立運動に関与する者など多様であった。本書は、帝国日本に翻弄された26人の王公族の全貌を明らかにする。

目次

  • 序章 帝国とは何か—東アジアの皇帝という存在
  • 第1章 韓国併合と皇帝の処遇—廃位なれど臣従でなく(伊藤博文の対韓政策—廃位なれど臣従なく;王公族の誕生—文官が思い描いた理想 ほか)
  • 第2章 帝国日本に根を張る王公族—それぞれの処世術(準皇族という扱い—王公家軌範をめぐる紛糾;王公族二六名の素顔—恭順か反抗か ほか)
  • 第3章 「皇帝」の死と帝国日本の苦悩(異例の「国葬」選択—朝鮮人の懐柔のために;墓碑、弔旗への「皇帝」掲記要求 ほか)
  • 第4章 昭和時代の王公族—祖国は韓国か、日本か(「プリンス・リー」李垠の洋行;陸軍将校の生業と忠義—三人の王公族軍人 ほか)
  • 終章 帝国に在りて何を思う

「BOOKデータベース」 より

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