人口減少時代の土地問題 : 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ

書誌事項

人口減少時代の土地問題 : 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ

吉原祥子著

(中公新書, 2446)

中央公論新社, 2017.7

タイトル別名

人口減少時代の土地問題 : 「所有者不明化」と相続空き家制度のゆくえ

人口減少時代の土地問題 : 所有者不明化と相続空き家制度のゆくえ

タイトル読み

ジンコウ ゲンショウ ジダイ ノ トチ モンダイ : 「ショユウシャ フメイカ」ト ソウゾク、アキヤ、セイド ノ ユクエ

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注記

参考文献: p183-191

内容説明・目次

内容説明

持ち主の居所や生死が判明しない土地の「所有者不明化」。この問題が農村から都市に広がっている。空き家、耕作放棄地問題の本質であり、人口増前提だった日本の土地制度の矛盾の露呈だ。過疎化、面倒な手続き、地価の下落による相続放棄、国・自治体の受け取り拒否などで急増している。本書はその実情から、相続・登記など問題の根源、行政の解決断念の実態までを描く。

目次

  • 第1章 「誰の土地かわからない」—なぜいま土地問題なのか(空き家問題の根源—森林・農村から都市へ;なぜ管理を、権利を放置するのか;法の死角—あいまいな管轄、面倒な手続き;下落する土地の価値—少子・高齢化、相続の増加)
  • 第2章 日本全土への拡大—全国888自治体の調査は何を語るか(死亡者課税による“回避”—災害とは無関係の現実;相続未登記、相続放棄の増加—土地に対する意識の変化;行政の解決断念—費用対効果が見込めない)
  • 第3章 なぜ「所有者不明化」が起きるのか(地籍調査、不動産登記制度の限界;強い所有権と「土地神話」の呪縛—人口増時代の“遺物”;先進諸外国から遅れた現実—仏、独、韓国、台湾との比較)
  • 第4章 解決の糸口はあるのか—人口減少時代の土地のあり方(相続時の拡大を防げるか—難しい法改正と義務化;土地の希望者を探せるか—管理・権利の放置対策;「過少利用」の見直しを—新しい土地継承のあり方)

「BOOKデータベース」 より

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