兼好法師 : 徒然草に記されなかった真実
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書誌事項
兼好法師 : 徒然草に記されなかった真実
(中公新書, 2463)
中央公論新社, 2017.11
- タイトル読み
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ケンコウ ホウシ : ツレズレグサ ニ シルサレナカッタ シンジツ
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注記
参考文献: p222-226
年譜: p227-234
内容説明・目次
内容説明
兼好は鎌倉時代後期に京都・吉田神社の神職である卜部家に生まれた。六位蔵人・左兵衛佐となり朝廷に仕えた後、出家して「徒然草」を著す—。この、現在広く知られる彼の出自や経歴は、兼好没後に捏造されたものである。著者は同時代史料をつぶさに調べ、鎌倉、京都、伊勢に残る足跡を辿りながら、「徒然草」の再解釈を試みる。無位無官のまま、自らの才知で中世社会を渡り歩いた「都市の隠者」の正体を明らかにする。
目次
- 第1章 兼好法師とは誰か
- 第2章 無位無官の「四郎太郎」—鎌倉の兼好
- 第3章 出家、土地売買、歌壇デビュー—都の兼好(一)
- 第4章 内裏を覗く遁世者—都の兼好(二)
- 第5章 貴顕と交わる右筆—南北朝内乱時の兼好
- 第6章 破天荒な家集、晩年の妄執—歌壇の兼好
- 第7章 徒然草と「吉田兼好」
「BOOKデータベース」 より