サラ金の歴史 : 消費者金融と日本社会

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サラ金の歴史 : 消費者金融と日本社会

小島庸平著

(中公新書, 2634)

中央公論新社, 2021.2

タイトル読み

サラキン ノ レキシ : ショウヒシャ キンユウ ト ニホン シャカイ

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注記

引用文献一覧: p322-330

略年表: p333-344

内容説明・目次

内容説明

個人への少額の融資を行ってきたサラ金や消費者金融は、多くのテレビCMや屋外看板で広く知られる。戦前の素人高利貸から質屋、団地金融などを経て変化した業界は、経済成長や金融技術の革新で躍進した。だが、バブル崩壊後、多重債務者や苛烈な取り立てによる社会問題化に追い詰められていく。本書は、この一世紀に及ぶ軌跡を追う。家計やジェンダーなど多様な視点から、知られざる日本経済史を描く意欲作。

目次

  • 序章 家計とジェンダーから見た金融史
  • 第1章 「素人高利貸」の時代—戦前期
  • 第2章 質屋・月賦から団地金融へ—一九五〇〜六〇年代
  • 第3章 サラリーマン金融と「前向き」の資金需要—高度経済成長期
  • 第4章 低成長期と「後ろ向き」の資金需要—一九七〇〜八〇年代
  • 第5章 サラ金で借りる人・働く人—サラ金パニックから冬の時代へ
  • 第6章 長期不況下での成長と挫折—バブル期〜二〇一〇年代
  • 終章 「日本」が生んだサラ金

「BOOKデータベース」 より

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