縄文人と弥生人 : 「日本人の起源」論争

書誌事項

縄文人と弥生人 : 「日本人の起源」論争

坂野徹著

(中公新書, 2709)

中央公論新社, 2022.7

タイトル別名

日本人の起源論争

タイトル読み

ジョウモンジン ト ヤヨイジン : 「ニホンジン ノ キゲン」ロンソウ

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注記

図版出典: p283-285

参考文献: p286-299

関連年表: p300-301

内容説明・目次

内容説明

日本人は、在来の縄文人と渡来系弥生人の混血によって生まれた。「日本人の起源」の定説である。しかし、この縄文/弥生人モデルが二〇世紀後半に定着するまで、人種交替説、固有日本人説、混血説、変形説など、様々な説が唱えられてきた。研究の進展とともに、見え隠れするのは同時代の社会からの影響だ。近年はゲノム解析により、縄文/弥生人の図式もゆらぐ。起源を訪ねた研究者たちの足跡を辿り、日本人の自画像を描きだす。

目次

  • 第1章 日本人類学・考古学の誕生と人種交替モデル
  • 第2章 日本人とは誰か
  • 第3章 人種交替モデルを越えて
  • 第4章 土器編年と日本人起源論
  • 第5章 日本に旧石器時代は存在したか
  • 第6章 アジア太平洋戦争と縄文・弥生研究
  • 第7章 敗戦と考古学の時代
  • 第8章 人種連続モデルと縄文/弥生人モデル
  • 終章 縄文/弥生人モデルと縄文の時代

「BOOKデータベース」 より

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