日本語の発音はどう変わってきたか : 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅

書誌事項

日本語の発音はどう変わってきたか : 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅

釘貫亨著

(中公新書, 2740)

中央公論新社, 2023.2

タイトル別名

日本語の発音はどう変わってきたか : てふてふからちょうちょうへ音声史の旅

タイトル読み

ニホンゴ ノ ハツオン ワ ドウ カワッテ キタカ : 「テフテフ」カラ「チョウチョウ」エ、オンセイシ ノ タビ

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内容説明・目次

内容説明

問題「母とは二度会ったが父とは一度も会わないもの、なーんだ?」(答・くちびる)。この室町時代のなぞなぞから、当時「ハハ」は「ファファ」のように発音されていたことがわかる。では日本語の発音はどのように変化してきたのか。奈良時代には母音が8つあった?「行」を「コウ」と読んだり「ギョウ」と読んだり、なぜ漢字には複数の音読みがあるのか?和歌の字余りからわかる古代語の真実とは?千三百年に及ぶ音声の歴史を辿る。

目次

  • 序章 万葉仮名が映す古代日本語音声—唐代音からの推定
  • 第1章 奈良時代の音声を再建する—万葉びとの声を聞く
  • 第2章 平安時代語の音色—聞いた通りに書いた時代
  • 第3章 鎌倉時代ルネサンスと仮名遣い—藤原定家と古典文学
  • 第4章 宣教師が記録した室町時代語—「じ」「ぢ」、「ず」「づ」の合流と開合の別
  • 第5章 漢字の音読みと音の歴史—複数の読みと日本の漢字文化
  • 第6章 近世の仮名遣いと古代音声再建—和歌の「字余り」から見えた古代音声

「BOOKデータベース」 より

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