書誌事項

ドストエフスキー

江川卓著

(岩波新書, 黄-286)

岩波書店, 1984.12

タイトル読み

ドストエフスキー

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注記

ドストエフスキーの肖像あり

巻末:ドストエフスキー関係年表

内容説明・目次

内容説明

1881年にドストエフスキーが没してから百年が経過した。この間、彼の作品は様々な事件や現象を驚くべき正確さで先取りしてきた。その予言性はいかにして可能になったのか。著者は彼の作品が持つ重層性、多義性を読み解き、十九世紀末のロシアの土壌から二十世紀の世界的現実を見通した、ドストエフスキー文学の新しさを解き明かす。

目次

  • 1 新しい小説世界(「新しいゴーゴリ」の登場?;「哀れな人びと」か「貧しき人びと」か;プーシキンの発見—メタ文学;題名ラプソディ;聖と俗の二層舞台;ゼロの語り手)
  • 2 ロシアの土壌、ロシアの神々(「悪霊たち」のルーツ;「白痴=ユロージヴイ」の系譜;分離派セクトの人びと;巡礼歌の旋律;異界との触れ合い)
  • 3 小説をまねる現実(予告された皇帝暗殺;恐怖としての民衆;ユートピアと逆ユートピア;世界を救うのは美?)

「BOOKデータベース」 より

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