私のロマンと科学
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私のロマンと科学
(中公新書, 966)
中央公論社, 1990.3
- タイトル読み
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ワタクシ ノ ロマン ト カガク
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内容説明・目次
内容説明
著者は東北大学にあって輝かしい理工系の伝統を引き継ぎ、研究と教育の場で一貫して「創造」を実践し、夢を追い求めてきた。40年にわたる大学生活を締めくくるに当って人生を内省し、大学の抱える様々の危機—師弟関係の不毛、独創的研究の貧困等々を憂い、今や日本人の志向するところは権力・金力となり、男のロマンは喪失したと嘆く。そしてこれからの日本が世界に対して有する責任を果たすため、どう貢献すべきかを考える。
目次
- 第1部 研究と教育の現場から(画期的発見は予想できない;師弟関係が不毛の時代;今こそ新産業育成のとき;科学者以前の生き方;黙って通り過ぎるわけにいかない問題;理論家の結論したことを信ずるな;データベース活用の時代;省エネルギー・省資源機器の開発;日本人の創造能力の問題点;新産業開発のための活路は;大学こそ独創研究のメッカ;特殊なればこそ一般に通じ、一般であれば特殊にさえも通じない)
- 第2部 男のロマンを求めて(尚志は学生のとき、社会人は貴精に立て;男のロマンがなくなり、学問の本質が見えない時代;正師に対するも正師を知らず;「汝自身を知れ」を知るとき;人生観と文化とがいま必要だ;教育とは「能力発見」の手伝い;細糸をなつて太綱にする;真の自主性とは何か;日本と英国の独創性の違い;学問を疑うことを教えよ;合理主義とロマンの時代;私なりの思索の世界)
「BOOKデータベース」 より