ガヴァネス(女家庭教師) : ヴィクトリア時代の「余った」女たち

書誌事項

ガヴァネス(女家庭教師) : ヴィクトリア時代の「余った」女たち

川本静子著

(中公新書, 1204)

中央公論社, 1994.9

タイトル別名

ガヴァネス(女家庭教師) : ヴィクトリア時代の「余った女」たち

タイトル読み

ガヴァネス オンナ カテイ キョウシ : ヴィクトリア ジダイ ノ アマッタ オンナ タチ

大学図書館所蔵 件 / 270

注記

参考文献: p186-189

内容説明・目次

内容説明

一九世紀英国で、未婚の女性がレディの体面を保ちつつ就ける仕事はガヴァネス—住み込みの女家庭教師—以外にはなかった。低賃金で家具の一部ででもあるかのように扱われ、縫いものまでさせられる日々。当時の日記や求人広告、ガヴァネスをヒロインにした『虚栄の市』『ねじのひねり』、自身がガヴァネスだったC・ブロンテの『ジェーン・エア』などの文学作品を通して、彼女たちの意識と、それを取り巻く社会の諸相を描く。

目次

  • 第1部 現実のガヴァネスたち(ガヴァネス普及の背景;ガヴァネスの口を求む;何をどう教えたのか;気の毒な先生;ガヴァネス問題への対策)
  • 第2部 小説の中のガヴァネスたち(レディ・ピカロ—クララ・モーダント;危険な女—ベッキー・シャープ;反逆する女—ジェイン・エア;道徳的優位者—アグネス・グレイ;身をあやまった女—レディ・イザベル;真実の女—ルーシイ・モリス;幽霊を見たガヴァネス)

「BOOKデータベース」 より

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