植民地帝国日本の文化統合
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植民地帝国日本の文化統合
岩波書店, 1996.3
- タイトル読み
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ショクミンチ テイコク ニホン ノ ブンカ トウゴウ
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内容説明・目次
内容説明
近代日本は、異民族を支配し多民族統合の体裁を整えるために、どのような文化政策を行ったのか。また、異文化の本国への逆流を防ぎ「日本人」であることの同一性を維持するために、いかなる排除のための装置を機能させたのか。台湾・朝鮮・「満洲国」・中国(華北占領地)での教育・言語政策と宗教・思想統制の実態を、現地の同時代資料をふまえ、歴史状況の推移を追いながら明らかにする。日本型文化統合の構想と自壊のプロセスを入念にトレースした労作。
目次
- 第1章 台湾・1900年前後—中華帝国からの離脱
- 第2章 朝鮮・1900—10年代—弱肉強食と博愛平等
- 第3章 台湾・1910年代—差別の重層的な構造
- 第4章 朝鮮・1920—30年代—多民族国家体制の模索
- 第5章 満洲国—アジア主義の可能性と限界
- 第6章 華北占領地—日本語共栄圏構想の崩壊過程
「BOOKデータベース」 より