小村寿太郎とその時代
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小村寿太郎とその時代
(PHP文庫, [お85])
PHP研究所, 2003.5
- タイトル読み
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コムラ ジュタロウ ト ソノ ジダイ
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注記
底本は1998年12月PHP研究所より刊行
小村寿太郎年表: 巻末
文献目録あり
シリーズ番号はジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
明治維新から日清・日露戦争を経て、世界の頂点に躍り出た日本。陸奥宗光に見出され、桂太郎内閣では外相として、その外交を一手に担った小村寿太郎は、英米の力を背景にロシアに対抗し、その後日本独自の大陸発展を目指したが…。本書は、興隆期日本の命運を背負った小村寿太郎の生涯とともに、日本近代化の歴史を描く力作評伝である。好評シリーズ「外交官とその時代」の文庫化第二弾。
目次
- 貧交行—貧乏を忘れ国事ばかり考えていた国粋主義者の信念
- 水を得た魚—小村は時代が要請する「狂者」であり「〓(けん)者」であった
- 瓦解する清帝国—アジア最後の帝国は欧米列強になすすべなく屈した
- 議会民主主義への執念—自由民権運動の燈を絶やさなかった男・星亨の生涯
- ロシアの東方進出—暴力と懐柔によって既成事実を重ねるロシアの手法
- ロシアの満洲占領—ロシアの意図を考えればいずれ戦争は避けられない
- 日英同盟—小村の意見書が英か露かの選択に決着をつける
- 日露開戦—その背景には日本の弱点を補う「日英同盟」があった
- 日本民族の興隆期—日本人の愛国心に世界は驚嘆した
- 死闘—旅順港攻略戦は日露戦争の最も悲痛な叙事詩だった
- 世界史の分岐点—日本海海戦は奇蹟の大勝利
- ポーツマス条約—ローズヴェルトの説得にも小村は譲る気がなかった
- 韓国併合—他に選択肢はあったのだろうか
- 明治の終り
「BOOKデータベース」 より