重光・東郷とその時代
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書誌事項
重光・東郷とその時代
(PHP文庫, [お87])
PHP研究所, 2003.9
- タイトル別名
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重光東郷とその時代
- タイトル読み
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シゲミツ・トウゴウ ト ソノ ジダイ
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注記
底本は2001年6月PHP研究所より刊行
文献目録あり
関連年表あり
シリーズ番号はジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
幣原退陣から敗戦に至るまでの14年間、日本の外交をリードしたといえる人物はいない。歴史に「もし」はないが、その間、陸奥・小村・幣原のような練達や外交官が長期間、責任を持たされて外交を担っていたならば、日本はどうなっていただろうか。本書は長期的な戦略も情勢判断もなく戦争への道を歩み出し、ついに苦渋の選択をするに至った、大日本帝国の「滅びの叙事詩」を描いた長編歴史評論である。
目次
- 歴史の真実—現在生きている人間の価値観だけで歴史は書けない
- 満洲国承認—石原莞爾の鬼謀によって満洲はたちまち制圧された
- 連盟脱退と満洲建国—国家社会主義や五族協和という理想を満洲に夢見て
- 最後の平和—満洲事変は収まり日中関係改善のチャンスが訪れた
- 二・二六事件—昭和十年、十一年、日本国内の潮流は大きく変った
- 迫り来る戦雲—昭和十年、十一年、アジアも欧州も大きく変化した
- 盧構橋事件—中国側に対日抗戦の時機が来たとの雰囲気が漲った
- 南京占領—外交手段による事態収拾の努力は懸命に続けられた
- 泥沼へ—事変勃発後の世論は政府の強硬態度を強く支持した
- 三国同盟の締結—日・独・伊三国の枢軸同盟を最後まで拒否した人たち〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より