結婚と家族のこれから : 共働き社会の限界
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結婚と家族のこれから : 共働き社会の限界
(光文社新書, 824)
光文社, 2016.6
- タイトル読み
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ケッコン ト カゾク ノ コレカラ : トモバタラキ シャカイ ノ ゲンカイ
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注記
参考文献: p257-260
内容説明・目次
内容説明
現在の私たちは、「男性は仕事、女性は家庭」という近代以降に形作られた性別分業体制を脱し、「共働き社会」に移行しつつある。しかし、この共働き社会では、結婚しない(できない)人の増加、子どもを作る人の減少といった、「家族からの撤退」をも生じさせた。結婚と家族はこれからどうなっていくのか—。本書では、男性中心の家制度、近代化と家の衰退、ジェンダー家族—男女ペアの家族—の誕生など、「家」の成立過程と歩みを振り返りながら、経済、雇用、家事・育児、人口の高齢化、世帯所得格差といった現代の諸問題を社会学の視点で分析し、“結婚と家族のみらいのかたち”について考察する。
目次
- 第1章 家族はどこからきたか(家族についての話題三つ;母・子と、それを守る存在;「家」の成立;「家」からの離脱)
- 第2章 家族はいまどこにいるか(男は仕事、女は家庭;「お見合い結婚」の不思議;「男性」からの離脱?;自由な親密性のための三つの課題)
- 第3章 「家事分担」はもう古い?(「家事分担」問題;家事と格差;家事労働はこれからどうなるか)
- 第4章 「男女平等家族」がもたらすもの(「平等な夫婦」は目標になりうるか?;家庭が(再び)仕事場に?;共働き社会がもたらす格差;家族による格差にどう対応するか)
- 第5章 「家族」のみらいのかたち(家族と仕事のリスク・マネジメント;カップル関係は変わるのか?;「公平な親密性」は可能か?)
「BOOKデータベース」 より