日本軍兵士 : アジア・太平洋戦争の現実

書誌事項

日本軍兵士 : アジア・太平洋戦争の現実

吉田裕著

(中公新書, 2465)

中央公論新社, 2017.12

タイトル別名

日本軍兵士 : アジア太平洋戦争の現実

タイトル読み

ニホングン ヘイシ : アジア・タイヘイヨウ センソウ ノ ゲンジツ

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注記

参考文献: p217-225

アジア・太平洋戦争略年表: p226-228

内容説明・目次

内容説明

310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高い餓死率、30万人を超えた海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力が劣悪化した補充兵、靴に鮫皮まで使用した物質欠乏…。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられた現実を描く。

目次

  • 序章 アジア・太平洋戦争の長期化(行き詰まる日中戦争;長期戦への対応の不備—歯科治療の場合 ほか)
  • 第1章 死にゆく兵士たち—絶望的抗戦期の実態1(膨大な戦病死と餓死;戦局悪化のなかの海没死と特攻 ほか)
  • 第2章 身体から見た戦争—絶望的抗戦期の実態2(兵士の体格・体力の低下;遅れる軍の対応—栄養不良と排除 ほか)
  • 第3章 無残な死、その歴史的背景(異質な軍事思想;日本軍の根本的欠陥 ほか)
  • 終章 深く刻まれた「戦争の傷跡」(再発マラリア—三〇年以上続いた元兵士;半世紀にわたった水虫との闘い ほか)

「BOOKデータベース」 より

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