ケアの倫理とエンパワメント

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ケアの倫理とエンパワメント

小川公代著

講談社, 2021.8

タイトル読み

ケア ノ リンリ ト エンパワメント

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収録内容

  • 文学における「ケア」
  • ヴァージニア・ウルフと「男らしさ」
  • 越境するケアと「クィア」な愛
  • 弱さの倫理と「他者性」

内容説明・目次

内容説明

強さと弱さ、理性と共感、自立する自己と依存する自己…、二項対立ではなく、そのあいだに見出しうるもの。自己と他者の関係性としての“ケア”とは何か。ヴァージニア・ウルフ、ジョン・キーツ、トーマス・マン、オスカー・ワイルド、三島由紀夫、多和田葉子、温又柔、平野啓一郎などの作品をふまえ、“ケアすること”の意味を新たな文脈で探る画期的な論考。

目次

  • 序章 文学における“ケア”(“ケア”の価値が看過されるわけ;ネガティヴ・ケイパビリティと共感力 ほか)
  • 1章 ヴァージニア・ウルフと“男らしさ”(病気になるということ;負の「男らしさ」を手放す ほか)
  • 2章 越境するケアと“クィア”な愛(ケアの倫理と民主主義;同性婚が認められない社会とオスカー・ワイルド ほか)
  • 3章 弱さの倫理と“他者性”(ケアの倫理が問い直す正義論;ロマン主義時代におけるケアの倫理 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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