「心の病」の脳科学 : なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

書誌事項

「心の病」の脳科学 : なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

林(高木)朗子, 加藤忠史編

(ブルーバックス, B-2224)

講談社, 2023.2

タイトル別名

心の病の脳科学 : なぜ生じるのかどうすれば治るのか

タイトル読み

「ココロ ノ ヤマイ」ノ ノウカガク : ナゼ ショウジルノカ、ドウスレバ ナオルノカ

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注記

参考文献: p274-281

内容説明・目次

内容説明

うつ病、自閉スペクトラム症・ADHDなどの発達障害、PTSD、統合失調症、双極性障害…多くの現代人を苦しめる「心の病」は、脳のちょっとした変化から生まれます。誰にでも起こりうるこの病は、何が原因で、どのようなメカニズムで生じるのでしょうか?さまざまな角度から精神疾患の解明に挑む研究者たちが、研究の最前線をわかりやすく紹介。そのしくみから「治る病」にするための道筋まで。

目次

  • 第1部 「心の病」はどこから生じるのか?(シナプスから見た精神疾患—「心を紡ぐ基本素子」から考える;ゲノムから見た精神疾患—発症に強く関わるゲノム変異が見つかり始めた;脳回路と認知の仕組みから見た精神疾患—脳の「配線障害」が病を引き起こす?)
  • 第2部 脳の変化が「心」にどう影響するのか?(慢性ストレスによる脳内炎症がうつ病を引き起こす?—ストレスと心と体の切っても切れない関係;新たに見つかった「動く遺伝因子」と精神疾患の関係—脳のゲノムの中を飛び回るLINE‐1とは;自閉スペクトラム症の脳内で何が起きているのか—感覚過敏、コミュニケーション障害…さまざまな症状の原因を探る;脳研究から見えてきた注意欠如・多動症(ADHD)の病態—最新知見から発達障害としての本態を捉える)
  • 第3部 「心の病」の治癒への道筋(PTSDのトラウマ記憶を薬で消すことはできるか—認知症薬メマンチンを使った新たな治療のアプローチ;脳科学に基づく双極性障害の治療を目指す—躁とうつを繰り返すのはなぜか、正しく診断するにはどうすれば良いか;ニューロフィードバックは、精神疾患の治療に応用できるか—脳活動を誘導して症状を緩和する;ロボットで自閉スペクトラム症の人たちを支援する—人間にはできない早期診断・適切な支援が可能に;「神経変性疾患が治る時代」から「精神疾患が治る時代」へ—「前触れ症状」を見出して根本治療を確立する)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD00752908
  • ISBN
    • 9784065283639
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    286p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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