文学は地球を想像する : エコクリティシズムの挑戦
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書誌事項
文学は地球を想像する : エコクリティシズムの挑戦
(岩波新書, 新赤版 1988)
岩波書店, 2023.9
- タイトル別名
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文学は地球を想像する : エコクリティシズムの挑戦
- タイトル読み
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ブンガク ワ チキュウ オ ソウゾウ スル : エコクリティシズム ノ チョウセン
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注記
引用参照文献: 巻末p1-8
内容説明・目次
内容説明
環境問題を考える手がかりは文学にある。ソロー、石牟礼道子、梨木香歩、アレクシエーヴィチ、カズオ・イシグロらの作品に、環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう。人間に宿る野性、都市と絡み合う自然、惑星を隅々まで学習するAI―地球と向き合う想像力を掘り起こし、未来を切り開く実践の書。
目次
- 序章 エコクリティシズムの波動
- 1章 近代化、わきたつ野性―綴り直される感覚(ネイチャーライティングと散歩者の夢想―ヘンリー・D・ソロー『森の生活』;山の身になって考える―アルド・レオポルド『野生のうたが聞こえる』)
- 2章 森を出て環境を知る―“自然らしさ”という神話(自然は逃避先なのか―生の網の目、搾取の網;都市のなかの自然―『兎の眼』と『オレンジ回帰線』)
- 3章 危機が叫ばれる時代に―つくられた共生、生きられた共生(「自然との調和」を再考する;切れないいのち―石牟礼道子『苦海浄土』;暮らしのなかの脱成長―梨木香歩『雪と珊瑚と』)
- 4章 人新世を考えるために―“人間以上”を描く作家たち(核の時代の祈り―スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチと小林エリカ;人工親友がいる日常―カズオ・イシグロ『クララとお日さま』;惑星規模の思考へ―多和田葉子とリチャード・パワーズ)
- 終章
「BOOKデータベース」 より