書誌事項

漱石とその時代

江藤淳著

(新潮選書)

新潮社, 1970.8-1999.12

  • 第1部
  • 第2部
  • 第3部
  • 第4部
  • 第5部

タイトル読み

ソウセキ ト ソノ ジダイ

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注記

参考文献目録: 第1部: p368-376. 第2部: p362-370. 第3部: p423-429. 第4部: p444-449

内容説明・目次

巻冊次

第3部 ISBN 9784106004476

内容説明

明治三十八年一月、『吾輩は猫である』で一躍文名を挙げた漱石は、日露戦争から戦後にかけて、驚くべき多彩な作家的才能を示しつづけた。しかし、この間に血縁と親族のしがらみは、いつしか“捨てられた子”である漱石の身辺を脅かしはじめた。第三部は、こうして文科大学講師夏目金之助がついに転職を決意するにいたり、東京朝日新聞小説記者夏目漱石となったいきさつを、内と外から跡付けようとした試みである。

目次

  • 名前のない猫
  • 「無所属の紳士」
  • 距離と短縮
  • 新しい言葉
  • 日常化した死
  • パナマの帽子
  • 「描けども成らず」
  • 人生の真実
  • 処女出版
  • 隠蔽のための喩
  • 陸軍凱旋
  • 四つ目垣とボール
  • 「崖下」の風景
  • 英語学試験嘱托辞任
  • 「コンフエツシヨン」の文学
  • 『破戒』の衝撃
  • 根津権現裏門坂
  • 京都行きの噂
  • 桃源の無可有郷
  • 血縁と婚姻の網の目
  • 「寒」い「気分」
  • 木曜会
  • 転居騒ぎ
  • 朝日新聞社入社始末
巻冊次

第4部 ISBN 9784106005053

内容説明

夏目漱石、その人生の深淵。『虞美人草』『三四郎』『門』…朝日新聞小説記者となった漱石の実像とは何か。「修善寺の大患」を挟む、明治四十年から天皇崩御までの夏目漱石を、作品という一等資料を味読し尽くして描く、評伝文学の最高峰。

目次

  • 「寒」い漱石
  • 「功利的にて無責任」
  • 「杜鵑厠なかばに…」
  • 文名の翳り
  • 早稲田南町
  • 二葉亭の挑戦
  • 「暗い所」への下降
  • 虚子と藤村の間
  • 夢中の夢
  • 猫の死〔ほか〕
巻冊次

第5部 ISBN 9784106005756

内容説明

小説家夏目漱石の決定的実像とは何か。深い洞察とゆたかな描写で、著者は誕生から晩年までの漱石を描き切った。しかし第五部は、『行人』『心』『道草』を鮮やかに論じながら、ついに未完に終わる。評伝の終章を中心に、桶谷秀昭氏の懇切にして緻密な解説を巻末に収録。

目次

  • 大正元年九月
  • 孤独感
  • ヴェロナールの眠り
  • 『銀の匙』
  • 『行人』の完結
  • 「閑来放鶴図」
  • 『心』と「先生の遺書」
  • 欧州大動乱
  • 自費出版
  • 「不愉快」と「不安」と「自己本位」〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN01832456
  • ISBN
    • 4106001268
    • 4106001276
    • 410600447X
    • 4106005050
    • 4106005751
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    5冊
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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