歴史としての戦後日本
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書誌事項
歴史としての戦後日本
みすず書房, 2001.12
- 上
- 下
- タイトル別名
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Postwar Japan as history
- タイトル読み
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レキシ トシテノ センゴ ニホン
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注記
監訳: 中村政則
原著 (Berkeley : University of California Press, c1993) の翻訳
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784622036791
内容説明
日本の「戦後」はなかなか終わらず、「歴史」として対象化することが、いまだにむずかしい。しかもその間、壊滅的な戦争や革命など“当然至極”の節目もなく、見直す気運も生まれにくかった。本書は、そんな状況に知的な突破口を開く一冊だ。戦後史像を包括的に提示し、それでいて、たんなる通史ではない。現在、アメリカで活躍する第一線の日本近現代史研究者9人が、それぞれテーマを絞り、複眼をもって描く戦後日本。1980年以降、「日本史研究は日本人がやるもの」という通念は完全に覆されたが、本書はそれを実証する、アメリカの日本研究の総決算。上巻には、本書の意図と目的を明確にする、編者ゴードンの力のこもった序論と、ダワー、カミングズ、グラックがそれぞれ刺激的な視角から分析する「戦後史像」、そして経済と社会の構造変化を分析したハインと、ガロン&モチズキの2篇、計6篇を収める。
目次
- 序論
- 1 二つの「体制」のなかの平和と民主主義—対外政策と国内対立
- 2 世界システムにおける日本の位置
- 3 現在のなかの過去
- 4 成長即成功か—歴史的にみる日本の経済政策
- 5 社会契約の交渉
- 巻冊次
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下 ISBN 9784622036807
内容説明
「戦後」はつねに試行錯誤と葛藤と緊張の連続だった。単線的な「進歩」とはほど遠い、その歴史変化のダイナミズムを再現、日本の過去と現在を新たに問う。
目次
- 6 都会における場の発見—イデオロギー、制度、日常生活
- 7 社会的弱者の人権
- 8 職場の争奪
- 9 知識人と政治
「BOOKデータベース」 より