帝国の戦争経験
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帝国の戦争経験
（岩波講座アジア・太平洋戦争 / 倉沢愛子 [ほか] 編集委員, 4）
岩波書店, 2006.2
- タイトル読み
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テイコク ノ センソウ ケイケン
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注記
内容: まえがき(杉原達), I: 帝国と戦争(「植民者の戦争経験」-「朝鮮における神社参拝問題と日米関係」), II: 強いられた移動(「帝国の中の労務動員」-「連合国民間人抑留者の戦争」), III: 帝国解体という経験(「「引揚げ」と「抑留」」-「潜在主権と軍事占領」), IV: 帝国の残滓・帝国の痕跡(「台湾原住民族における植民地化と脱植民地化」-「「唯一の被爆国」が生んだ在外被爆者」), 執筆者
月報4(8p)
参考・参照文献: 各章末
収録内容
- 植民者の戦争経験 : 総督政治下の台湾 / 近藤正己 [執筆]
- 植民者の戦争経験 : 海軍「民政」下の西ボルネオ / 早瀬晋三 [執筆]
- 朝鮮における神社参拝問題と日米関係 : 植民地支配と「内部の敵」 / 駒込武 [執筆]
- 帝国の中の労務動員 / 内海愛子 [執筆]
- 神戸港にみる強制連行 / 飛田雄一, 安井三吉 [執筆]
- 連合国民間人抑留者の戦争 : 日本占領下フィリピンの事例を中心に / 永井均 [執筆]
- 「引揚げ」と「抑留」 / 成田龍一 [執筆]
- 未済の帝国解体 : 在日朝鮮人の戦後 / 小林知子 [執筆]
- 潜在主権と軍事占領 : 思想課題としての沖縄戦 / 森宣雄 [執筆]
- 台湾原住民族における植民地化と脱植民地化 / 傅琪貽 [執筆]
- 済州四・三事件の歴史的位相 / 藤永壯 [執筆]
- 劉連仁・横井庄一・「中村輝夫」にとっての戦争 / 丸川哲史 [執筆]
- ポストコロニアルな「再会」 : 戦後における日本人の「満洲」観光 / 高媛 [執筆]
- 「唯一の被爆国」が生んだ在外被爆者 / 市場淳子 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
戦後日本におけるアジア・太平洋戦争史研究は、日本帝国主義史研究でもあった。第四巻では、その研究蓄積に加えて近年の帝国論を踏まえながら、「大日本帝国」を植民者、被植民者、捕虜、抑留者などの様々な人々の経験の集積としてとらえ直すとともに、敗戦による解体、戦後におけるその残滓や痕跡の隠蔽と再浮上の過程を辿り、今も続く帝国の問題に迫る。
目次
- １ 帝国と戦争（植民者の戦争経験—総督政治下の台湾；植民者の戦争経験—海軍「民政」下の西ボルネオ ほか）
- ２ 強いられた移動（帝国の中の労務動員；神戸港にみる強制連行 ほか）
- ３ 帝国解体という経験（「引揚げ」と「抑留」；未済の帝国解体—在日朝鮮人の戦後 ほか）
- ４ 帝国の残滓・帝国の痕跡（台湾原住民族における植民地化と脱植民地化；済州四・三事件の歴史的位相 ほか）
「BOOKデータベース」 より
