小林多喜二 : 21世紀にどう読むか

書誌事項

小林多喜二 : 21世紀にどう読むか

ノーマ・フィールド著

(岩波新書, 新赤版 1169)

岩波書店, 2009.1

タイトル読み

コバヤシ タキジ : 21セイキ ニ ドウ ヨムカ

大学図書館所蔵 件 / 502

注記

参考文献: p257-261

略年譜: p262-263

内容説明・目次

内容説明

『蟹工船』の作者、小林多喜二(一九〇三‐三三)。その生き方と作品群は、現代に何を語りかけるのか。多喜二に魅せられ、その育った街・小樽に住んで多くの資料・証言に接した著者が、知られざる人間像に迫る。絵画も音楽も映画も愛し、ひたむきな恋に生き、反戦と社会変革をめざして拷問死に至った軌跡が、みずみずしい筆致の中に甦る。

目次

  • 第1部 世界と向き合う作家へ—助走の日々(近代としての北海道—その「心臓」小樽;少年期の眼差しとことば;人生観、世界観の形成;記憶される青年・多喜二)
  • 第2部 銀行員からプロレタリア作家へ—「人間への信頼」を基に(田口瀧子との運命的出会い;「頭から」でなく「胸の奥底から」;第一回普通選挙と日常生活;『一九二八年三月十五日』の壮絶;『蟹工船』という鏡)
  • 第3部 小樽から東京へ—「体全体でぶっつかって」(クビになって執筆する;「田舎者」の新進作家;新聞小説『安子』;全力疾走—『党生活者』;東京の冬空の下の死)

「BOOKデータベース」 より

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