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四字熟語の中国史

冨谷至著

(岩波新書, 新赤版 1352)

岩波書店, 2012.2

タイトル読み

ヨジ ジュクゴ ノ チュウゴクシ

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内容説明・目次

内容説明

「温故知新」「風林火山」「臥薪嘗胆」「蛍雪之功」—どこかで目にしたことのある四字熟語の背景には、どんな歴史や思想があったのだろうか。『論語』や『司記』、諸子百家の思想等に登場する四つの漢字を“窓”として、古代中国を遠望する。漢字文化圏の基礎にある言葉や考え方が、紆余曲折を経て、遠い時代や場所へと伝わる筋道が見えてくる。

目次

  • 1 聖人を語った言葉—孔子と『論語』(温故知新—なぜ「温」が「たずねる」なのか;韋編三絶—書写材料の変遷;盗泉之水—「正名」それとも「潔癖」 ほか)
  • 2 諸子百家の興宴—春秋戦国時代の思想(守株矛盾—韓非子の儒教批判;宋襄之仁—宋の人はなぜ笑われるのか ほか)
  • 3 太史公の歴史がたり—『史記』の世界(酒池肉林—「暴虐なる王」の背景;臥薪嘗胆—語り物と熟語の完成 ほか)
  • 4 転換する時代と四字熟語—古代の終焉(乱世姦雄—曹操の墓をめぐって;親魏倭王—称号が語る日中交渉 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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