川と国土の危機 : 水害と社会

書誌事項

川と国土の危機 : 水害と社会

高橋裕著

(岩波新書, 新赤版 1387)

岩波書店, 2012.9

タイトル読み

カワ ト コクド ノ キキ : スイガイ ト シャカイ

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注記

参考文献: p189-191

内容説明・目次

内容説明

東日本大震災は、臨海地域の開発に依存してきた近代日本への警告である。無思慮な開発は国土の脆弱性を増し、大水害の危険度は増大している。一方、人々は防災を行政に依存するあまり自助の意識が薄れ、災害の可能性すら考えない。水源地の森林から河口の海岸まで、川の流域全体を統一した保全思想と、防災立国の構想が必要だ。

目次

  • 序章 気候変動と水害
  • 第1章 社会とともに変わる川(日本の治水;水害は社会現象;無思慮な開発;歴史記録に学ぶ)
  • 第2章 川にもっと自由を(堤防という文化;信濃川の分水とその後遺症;河床の土砂;河川事業に伴うマイナスの影響)
  • 第3章 流域は一つ—水源地域から海岸まで(国土インフラとしての森林と地下水;ダムにより水没する人々;いま平野を水害が襲ったら;海岸の逆襲)
  • 第4章 川と国土の未来(文明と災害;ハード対策の限界と新しいソフト対策;災害文化の復活;水害激化に備える国づくり;景観の劣化の意味するもの)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB10200663
  • ISBN
    • 9784004313878
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    ix, 191p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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