日本語の考古学
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日本語の考古学
(岩波新書, 新赤版 1479)
岩波書店, 2014.4
- タイトル読み
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ニホンゴ ノ コウコガク
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内容説明・目次
内容説明
『源氏物語』を書いたのは誰と聞かれたら、どう答えればよい?—現代の常識は必ずしも過去にはそのまま当てはまらない。土器のかけらを丁寧に拾い集める考古学者にならって、写本等の文献に残された微かな痕跡をつぶさに観察してみると、そこにはどんな日本語の姿が蘇るだろうか。小さな手がかりから様々に推理する、刺激的な一書。
目次
- 1 「書かれた日本語」の誕生—最初の『万葉集』を想像する
- 2 『源氏物語』の「作者」は誰か—古典文学作品の「書き手」とは
- 3 オタマジャクシに見えた平仮名—藤原定家の『土佐日記』
- 4 「行」はいつ頃できたのか—写本の「行末」を観察する
- 5 和歌は何行で書かれたか—「書き方」から考える日本文学と和歌
- 6 「語り」から「文字」へ—流動体としての『平家物語』
- 7 「木」に読み解く語構成意識—「ツバキ」と「ヒイラギ」と
- 8 なぜ「書き間違えた」のか—誤写が伝える過去の息吹
- 9 「正しい日本語」とは何か—キリシタン版の「正誤表」から
- 10 テキストの「完成」とは—版本の「書き入れ」
「BOOKデータベース」 より