裁判の非情と人情
著者
書誌事項
裁判の非情と人情
(岩波新書, 新赤版 1646)
岩波書店, 2017.2
- タイトル別名
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裁判官の余白録
- タイトル読み
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サイバン ノ ヒジョウ ト ニンジョウ
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注記
2013年10月号から2017年1月号まで40回にわたり岩波書店の『世界』に連載された「裁判官の余白録」をまとめたもの(「おわりに」より)。
内容説明・目次
内容説明
裁かれるのも「人」なら、裁くのも「人」のはず。しかし、私たちにとって裁判と裁判官は、いまだ遠い存在だ。有罪率99%といわれる日本の刑事裁判で、二〇件以上の無罪判決を言い渡した元東京高裁判事が、思わず笑いを誘う法廷での一コマから、裁判員制度、冤罪、死刑にいたるまで、その知られざる仕事と胸のうちを綴る。
目次
- 第1章 裁判は小説よりも奇なり—忘れがたい法廷での出会い(「法廷闘争時代」の幕開けに;右手を挙げて宣誓? ほか)
- 第2章 判事の仕事—その常識・非常識(紅茶を出されたら…;刑事裁判官vs.民事裁判官 ほか)
- 第3章 無罪判決雑感(「合理的な疑い」とは何か?;裁判官vs.新聞記者 ほか)
- 第4章 法廷から離れて—裁判所の舞台裏(最高裁調査官の「魔術」と「錬金術」;人生の達人 ほか)
- 第5章 裁判員と裁判官—公平な判断のために求められるもの(国民の目線と少年事件;裁判官vs.弁護士 ほか)
「BOOKデータベース」 より