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日本絵画のあそび

榊原悟著

(岩波新書, 新赤版 574)

岩波書店, 1998.8

タイトル読み

ニホン カイガ ノ アソビ

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内容説明・目次

内容説明

日本絵画は洒落た視覚のマジックに満ちている。大小を逆転させ、虚実の境を紛らわせ、極端な対比を強調し、さらには威厳に満ちた図像を戯画に変えてしまう。冴えた技巧に支えられて奔放に展開した日本絵画の面白さを、手練の著者が存分に書き下ろした、もうひとつの日本の美術論。さてさて日本絵画は面白い!収録図版多数。

目次

  • 1 誇張と即興(平安時代の「絵そらごと論」;「をこ絵」をめぐって;葛飾北斎のパフォーマンス ほか)
  • 2 「虚」と「実」のはざま(落語「抜け雀」の物語;名画伝説のパターン;視覚のトリック—「掛物あしらひ花」 ほか)
  • 3 対比の妙(「黒白屏風」をめぐって;「黒牛」と「白像」の趣向;「虎」か?「猫」か? ほか)
  • 4 「右」「左」をめぐって(「左」優位が「右」優位へ;極楽浄土の描き方;時間の表現—「右」から「左」へ ほか)
  • 5 江戸人のユーモア—達麿の図像学(禅の象徴としての達麿図;見返り達麿—即興の戯曲;達麿が遊女に、遊女が達麿に ほか)

「BOOKデータベース」 より

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