言論統制 : 情報官・鈴木庫三と教育の国防国家

書誌事項

言論統制 : 情報官・鈴木庫三と教育の国防国家

佐藤卓己著

(中公新書, 1759)

中央公論新社, 2004.8

タイトル別名

言論統制 : 情報官鈴木庫三と教育の国防国家

タイトル読み

ゲンロン トウセイ : ジョウホウカン・スズキ クラゾウ ト キョウイク ノ コクボウ コッカ

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注記

引用文献: p423-429

鈴木庫三年譜: p430-437

内容説明・目次

内容説明

言論界で「小ヒムラー」と怖れられた軍人がいた。情報局情報官・鈴木庫三少佐である。この「日本思想界の独裁者」(清沢洌)が行った厳しい言論統制は、戦時下の伝説として語りつがれてきた。だが、鈴木少佐とはいったい何者なのか。極貧の生活から刻苦勉励の立志伝。東京帝国大学で教育学を学んだ陸軍将校。学界、言論界の多彩なネットワーク。「教育の国防国家」のスローガン。新発見の日記から戦時言論史の沈黙の扉が開かれる。

目次

  • 序章 『風にそよぐ葦』の神話
  • 第1章 立志・苦学・軍隊
  • 第2章 「教育将校」の誕生
  • 第3章 昭和維新の足音
  • 第4章 「情報部員」の思想戦記
  • 第5章 「紙の戦争」と「趣味の戦争」
  • 終章 望みなきにあらず

「BOOKデータベース」 より

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