宮本武蔵 : 「兵法の道」を生きる
著者
書誌事項
宮本武蔵 : 「兵法の道」を生きる
(岩波新書, 新赤版 1167)
岩波書店, 2008.12
- タイトル別名
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宮本武蔵 : 兵法の道を生きる
- タイトル読み
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ミヤモト ムサシ : ヒョウホウ ノ ミチ オ イキル
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注記
宮本武蔵関係資料: p236-238
宮本武蔵関係略年譜: p233-235
内容説明・目次
内容説明
誰もが知る存在でありながら、じつは信用できる史料がきわめて少ない武蔵。小説や伝説に隠されてきた実像はいかなるものだったか。すべての勝負に勝ってなお生涯追求し続けた、「兵法の道」とは何か?新史料も用いながら生涯を追うとともに、きわめて合理的かつ具体的に書かれたその思想を、『五輪書』を核に精細に読みとく。
目次
- 序章 「巌流島の決闘」の虚実
- 1 「宮本武蔵」の誕生—「天下一」の武芸者へ(武蔵の生い立ち;少年期の武蔵;関ヶ原の戦いと廻国武者修行—実践の中で生まれた感覚;『兵道鏡』を記す—円明流の樹立)
- 2 「ふかき道理」を求めて—幕藩体制確立期の社会で(大坂夏の陣とその後;姫路藩・明石藩の客分として—「遊寓の名士」;「兵法の道にあふ」—島原の乱の頃)
- 3 「兵法の直道」を伝えん—後世に遺したもの(二刀一流の展開—熊本細川藩にて;晩年の境地—水墨画と『五方之太刀道』;『五輪書』の成立—「天道と観世音を鏡として」;『独行道』と武蔵の終焉)
- 4 『五輪書』の思想(地の巻—剣術一通りにしては、まことの道を得がたし;水の巻—身も足も心のままにほどけたる;火の巻—兵法の智徳を以て、万人に勝つ所を極める;風の巻—他の事をよく知らずして、自らのわきまへ成りがたし;空の巻—おのれと実の道に入る)
- 終章 「道」の思想の中で—「常に兵法の道をはなれず」(「道」の思想;剣術の「道」の展開;武蔵の「兵法の道」)
「BOOKデータベース」 より