国家神道と日本人
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国家神道と日本人
(岩波新書, 新赤版 1259)
岩波書店, 2010.7
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コッカ シントウ ト ニホンジン
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University of Tsukuba Library, Library on Library and Information Science
081-I95-R125910010006959
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参考文献: p225-233
Description and Table of Contents
Description
戦前、日本人の精神的支柱として機能した「国家神道」。それはいつどのように構想され、どのように国民の心身に入り込んでいったのか。また、敗戦でそれは解体・消滅したのか。本書では、神社だけではなく、皇室祭祀や天皇崇敬の装置を視野に入れ、国体思想や民間宗教との関わりを丹念に追う。日本の精神史理解のベースを提示する意欲作。
Table of Contents
- 第1章 国家神道はどのような位置にあったのか?—宗教地形(「公」と「私」の二重構造;「日本型政教分離」の実態;皇室祭祀と「祭政一致」体制の創出;宗教史から見た帝国憲法と教育勅語;信教の自由、思想・良心の自由の限界)
- 第2章 国家神道はどのように捉えられてきたか?—用語法(国家神道の構成要素;戦時中をモデルとする国家神道論;神道指令が国家神道と捉えたもの;皇室祭祀を排除した国家神道論を超えて)
- 第3章 国家神道はどのように生み出されたか?—幕末維新期(皇室祭祀と神社神道の一体性;新たな総合理念としての皇道論;維新前後の国学の新潮流;皇道論から教育勅語へ)
- 第4章 国家神道はどのように広められたか?—教育勅語以後(国家神道の歴史像;天皇・皇室崇敬の国民への浸透;国家神道の言説をつけていくシステム;下からの国家神道)
- 第5章 国家神道は解体したのか?—戦後(「国家神道の解体」の実態;神社本庁の天皇崇敬;地域社会の神社と国民;見えにくい国家神道)
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