丹下健三 : 戦後日本の構想者
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書誌事項
丹下健三 : 戦後日本の構想者
(岩波新書, 新赤版 1603)
岩波書店, 2016.4
- タイトル読み
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タンゲ ケンゾウ : センゴ ニホン ノ コウソウシャ
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注記
おもな引用文献: p219-221
参考文献: p221-224
内容説明・目次
内容説明
時代の精神を独自の美へと昇華する構想力。丹下健三が創り出す建築空間は、高度成長の道をひた走る戦後日本の象徴であった。「建築の化身」。直弟子・磯崎新をしてそう言わしめた人物の足跡を、多くの逸材を輩出した丹下シューレの活動とともにたどる。バブル期の計画と構想にひそむ先見と洞察に光をあてる。
目次
- 序 残酷な建築のテーゼ
- 第1章 焼野ケ原からの復興(平和を生産する工場—広島平和記念公園;首都の人口過密と経済発展の止揚—東京都庁舎;地方自治と民主主義のプロトタイプ—香川県庁舎)
- 第2章 高度成長のシンボルをつくる—東京オリンピックと大阪万博(情報化社会に向けて;象徴の創造—国立屋内総合競技場;成長の先にある未来像—大阪万博お祭り広場)
- 第3章 バブルと超高層ビル(中東諸国へ;アフリカへ;シンガポール、ふたたび東京へ)
- 第4章 丹下とどう対峙するか—丹下シューレのたどった道(国土・都市・建築—浅田孝と下河辺淳;部分から全体への回路—大谷幸夫と槇文彦;父殺しとポストモダン—磯崎新と黒川紀章;言空一致による新しい建築の創造—神谷宏治と谷口吉生)
- おわりに 丹下の投げかけたもの—戦後一〇〇年を視野に入れた建築をどう構想するか
「BOOKデータベース」 より