視覚化する味覚 : 食を彩る資本主義

書誌事項

視覚化する味覚 : 食を彩る資本主義

久野愛著

(岩波新書, 新赤版 1902)

岩波書店, 2021.11

タイトル読み

シカクカ スル ミカク : ショク オ イロドル シホン シュギ

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内容説明・目次

内容説明

現代の色彩豊かな視覚環境の下ではほとんど意識されないが、私たちが認識する「自然な(あるべき)」色の多くは、経済・政治・社会の複雑な絡み合いの中で歴史的に構築されたものである。食べ物の色に焦点を当て、資本主義の発展とともに色の持つ意味や価値がどのように変化してきたのかを、感覚史研究の実践によりひもとく。

目次

  • 第1部 近代視覚文化の誕生(感覚の帝国;色と科学とモダニティ;産業と政府が作り出す色—食品着色ビジネスの誕生)
  • 第2部 食品の色が作られる「場」(農場の工場化;フェイク・フード;近代消費主義が彩る食卓;視覚装置としてのスーパーマーケット)
  • 第3部 視覚優位の崩壊?(大量消費社会と揺らぐ自然観;ヴァーチャルな視覚)

「BOOKデータベース」 より

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