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中世倭人伝

村井章介著

(岩波新書, 新赤版 274)

岩波書店, 1993.3

タイトル読み

チュウセイ ワジンデン

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注記

文献案内: p224-226

内容説明・目次

内容説明

日本、朝鮮、中国に囲まれた環シナ海域—。そこは人と物の交流が活発に行なわれ、文明伝播の場として歴史の重要な舞台であった。中世には倭寇が跳梁し朝鮮や明との緊張が高まる一方で、倭人たちによる密貿易も拡大してゆく。国境を縦横に越え、境界の地に跋扈する彼らの活動を、新たに朝鮮の史料を駆使して描き、雄大な中世像を提示する。

目次

  • 「魏志倭人伝」によるプロローグ
  • 1 国境をまたぐ地域(倭寇と朝鮮;地域をつくるもの;境界と国家)
  • 2 「三浦」—異国のなかの中世(都市「三浦」の形成;周辺地域への影響;三浦の乱)
  • 3 密貿易の構造(三浦の乱後の「日本国使臣」;倭物にむらがる人々;〈環シナ海地域〉の成熟)
  • 中華の崩壊によるエピローグ

「BOOKデータベース」 より

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