陶淵明 : 虚構の詩人
著者
書誌事項
陶淵明 : 虚構の詩人
(岩波新書, 新赤版 505)
岩波書店, 1997.5
- タイトル読み
-
トウ エンメイ : キョコウ ノ シジン
大学図書館所蔵 件 / 全417件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
超俗の詩人と呼ばれる陶淵明は、「桃花源記」で身分の差のないユートピアを描き、「挽歌詩」においては自らの死を悼むなど、中国では他に例をみない虚構の世界を通して内面を探求し、苛酷な実社会と関わろうとした反俗の詩人でもあった。千六百年前、現代に通じる鋭さと深さで人生をうたった大詩人に「虚構」という切り口から肉薄する。
目次
- はじめに 陶淵明と「虚構」
- 1 桃花源記—ユートピア物語
- 2 五柳先生伝—架空の自伝
- 3 形影神—分身の対話
- 4 山海経を読む・閑情の賦—怪奇とエロティシズム
- 5 挽歌詩・自祭文—「私」の葬式
- おわりに なぜ「虚構」か
「BOOKデータベース」 より