近代の労働観
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近代の労働観
(岩波新書, 新赤版 584)
岩波書店, 1998.10
- タイトル読み
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キンダイ ノ ロウドウカン
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注記
参考文献: p193-195
内容説明・目次
内容説明
一日のかなりの時間をわれわれは労働に費やす。近代以降、労働には喜びが内在し、働くことが人間の本質であると考えられてきた。しかし、労働の喜びとは他者から承認されたいという欲望が充足されるときである。承認を求める欲望は人間を熾烈な競争へと駆り立てる。労働中心主義文明からの転換を、近代の労働観の検討から提起する。
目次
- 第1章 アルカイックな労働経験(古代ギリシアの労働観;アルカイックな社会の労働観)
- 第2章 初期近代の宗教倫理と労働(貧民の監禁と教育;「貧しい人々」と「人間の屑」 ほか)
- 第3章 現代の労働経験(労働者の証言;ドマンの解釈と「労働の喜び」論 ほか)
- 第4章 労働と対他欲望(対他欲望;承認欲望のメカニズム ほか)
- 第5章 労働文明の転換(余暇の無為から多忙な勤勉へ;勤勉労働への懐疑 ほか)
「BOOKデータベース」 より