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日本語の源流を求めて

大野晋著

(岩波新書, 新赤版 1091)

岩波書店, 2007.9

Title Transcription

ニホンゴ ノ ゲンリュウ オ モトメテ

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図版出典一覧: 巻末p1-6

Description and Table of Contents

Description

日本語は、いつ頃どのように生まれたのか。「日本精神」の叫ばれた戦時下、「日本とは何か」の問いを抱いた著者は、古典語との格闘から日本語の源流へと探究を重ねた。その途上で出会ったタミル語と日本語との語彙・文法などの類似を語り、南インドから水田稲作・鉄・機織などの文明が到来した時代に言語も形成された、と主張する。

Table of Contents

  • 1 タミル語と出会うまで(日本とは何か;国語学を手段として;古典語の研究)
  • 2 言語を比較する(言語の比較ということ;タミル語との遭遇;単語の対応(1)母音と子音と;単語の対応(2)文例とともに;文法の共通;五七五七七の韻律)
  • 3 文明の伝来(水田稲作は南インドから;鉄も南インドから;機織も南インドから;結婚の方式;小正月の行事;神という存在;石の墓、土の墓;グラフィティ(記号文))
  • 4 言語は文明に随いて行く(船と海上交通;何を求めて日本に来たか;朝鮮語にもタミル語が来ている;タミル語到来以前の日本語;日本語の歩んだ道)

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