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自負と偏見のイギリス文化 : J・オースティンの世界

新井潤美著

(岩波新書, 新赤版 1149)

岩波書店, 2008.9

Other Title

自負と偏見のイギリス文化 : Jオースティンの世界

Title Transcription

ジフ ト ヘンケン ノ イギリス ブンカ : J オースティン ノ セカイ

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Note

引用文献一覧: 巻末p1-3

オースティン関係略年表: 巻末p4-5

家系図: p[xx]

Description and Table of Contents

Description

イギリスではオースティンの作品は出版されて以来、その人気が衰えたことはない。一九八〇年代からは、その作品が次々に映像化されるとともに、続編や翻案も書かれ、空前の「オースティン・ブーム」が続いている。イギリス人はなぜオースティンが好きなのか。主要作品を手がかりにイギリス人のユーモア感覚、階級意識、恋愛観を探る。

Table of Contents

  • 第1章 オースティンは「お上品」ではない—奢侈と堕落の時代の文学(奢侈と堕落の摂政時代(一八一一〜一八二〇);どぎついユーモア)
  • 第2章 パロディから始まる恋愛小説—分別と多感のヒロインたち(同時代の小説の非現実性を笑う;ヒーローもヒロインも笑いの対象;「現実的」なヒロイン)
  • 第3章 恋愛と結婚—女性の死活問題(夫を得るための大作戦;独身女性の運命)
  • 第4章 アッパー・ミドル・クラスのこだわり(小説に「現実」を反映させる;階級をめぐるスノビズム)
  • 第5章 オースティンと現代—空前のブームの背景(オースティンの新たな世界;オースティンの「続編」と「翻案」)

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