酒井抱一 : 俳諧と絵画の織りなす抒情
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酒井抱一 : 俳諧と絵画の織りなす抒情
(岩波新書, 新赤版 1798)
岩波書店, 2019.9
- タイトル読み
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サカイ ホウイツ : ハイカイ ト カイガ ノ オリナス ジョジョウ
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注記
酒井抱一略年譜: 巻末p1-5
主要参考文献: 巻末p7-12
内容説明・目次
内容説明
名門大名家に生まれながら、市井で生涯を終えた、酒井抱一。「琳派」誕生を決定づけたこの才能は、多彩な交友から、宝井其角・尾形光琳への敬慕に至り、畢生の名作「夏秋草図屏風」をうみだした。江戸というマルチレイヤー社会を自在に往還したその軌跡を、俳諧と絵画の両面から丁寧に読み解く評伝。
目次
- 序章 画俳二つの世界
- 第1章 「抱一」になるまで—誕生前から出家前(酒井家という沃土—宝暦から安永期;尻焼猿人と美人画—天明期;春来への私寂—寛政前期;模索と学習—寛政中期)
- 第2章 市井のなかへ—出家から其角百回忌(隠者としての出家—寛政後期;文人性と琳派—享和年間;百花園という結節点—文化初年;其角百回忌—文化三年)
- 第3章 花開く文雅—文化四年から文化末年(花開く季節へ—文化初年から文化一二年;光琳百回忌—文化一二年;開花のとき—文化末年)
- 第4章 太平の「もののあはれ」—文政初年から臨終(錦の裏と表—文政二年まで;「夏秋草図屏風」の生成した場;豊穣の神々;「夏秋草図屏風」の両義性;追憶と回顧—最晩年)
「BOOKデータベース」 より