法の近代 : 権力と暴力をわかつもの

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法の近代 : 権力と暴力をわかつもの

嘉戸一将著

(岩波新書, 新赤版 1960)

岩波書店, 2023.2

タイトル読み

ホウ ノ キンダイ : ケンリョク ト ボウリョク オ ワカツ モノ

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注記

主要参考文献: p201-210

内容説明・目次

内容説明

この困難な時代に問いかけよう。恣意的な暴力と、制度的な権力をわかつものはいったい何か?ローマ法の“再発見”から近代日本にいたる、法と国家の正統性をめぐって繰り返されてきた議論の歴史と、その舞台裏たる秩序創造の隘路。それでもなお、私たちが人間的な生を享受するために論じるべきことは、そこにあるのだ。

目次

  • 序章 法と近代—問われるべきことは何か?(権力と暴力を分かつもの;脱‐国家化の時代の法と政治;決断主義;日本の場合;信仰の断念から政治的解放・自由へ;繰り返される歴史に何を見るべきか?)
  • 第1章 何が法をなすのか?—正統性と歴史(立法する権力;“職務”のゆくえ—支配者をめぐって;自由とユートピア)
  • 第2章 「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」—近代法と日本(何(誰)が自由と理性を保障するのか?;歴史の二重化;法と言葉)
  • 第3章 茶番としての危機—法と主権、そして議会制(議会制の危機?;多なる個、一なる国家—有機体から主権へ;近代日本と危機)
  • 終章 “無”の主権論へ—イデオロギーの消尽の後に(「主権者教育」という倒錯—憲法改正論議の傍らで;憲法改正か、革命か?;法が法であるために)

「BOOKデータベース」 より

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