Bibliographic Information

悩む力

姜尚中著

(集英社新書, 0444C, 0647C)

集英社, 2008-2012

  • [正]

Title Transcription

ナヤム チカラ

Available at  / 587 libraries

Note

関連年表: [正]p178-186

文献: [正]p187, 続p218-219

Description and Table of Contents

Volume

[正] ISBN 9784087204445

Description

情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは。

Table of Contents

  • 序章 「いまを生きる」悩み
  • 第1章 「私」とは何者か
  • 第2章 世の中すべて「金」なのか
  • 第3章 「知ってるつもり」じゃないか
  • 第4章 「青春」は美しいか
  • 第5章 「信じる者」は救われるか
  • 第6章 何のために「働く」のか
  • 第7章 「変わらぬ愛」はあるか
  • 第8章 なぜ死んではいけないか
  • 終章 老いて「最強」たれ
Volume

続 ISBN 9784087206470

Description

安定した収入、伴侶と家族、健康、老後のたくわえ—。この既存の幸福像は、いまや瓦礫と化した。神仏はおろか、現代社会の宗教とも言える科学への不信も極まり、寄る辺ない私たちの孤立はさらに深まっている。この憂鬱な時代のただ中で、私たちが真の意味で生まれ変わり、新たな「幸せの感情」に浸ることなど、果たして可能なのだろうか?その問いを解く鍵は、夏目漱石の一〇〇年前の予言にこそある。大ベストセラー『悩む力』刊行から四年の時を経て、待望の続編がついに登場。

Table of Contents

  • 序章 「幸福論」の終わり
  • 第1章 漱石とウェーバーに何を学ぶか
  • 第2章 どうしてこんなに孤独なのか
  • 第3章 漱石が描いた五つの「悩みのタネ」とは
  • 第4章 漱石の予言は当たったか
  • 第5章 ホンモノはどこにあるか
  • 第6章 私たちはやり直せるか
  • 第7章 神は妄想であるか
  • 第8章 生きる根拠を見いだせるか
  • 終章 それが最後の一日でも、幸せは必ずつかみ取れる

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