ケアとは何か : 看護・福祉で大事なこと

書誌事項

ケアとは何か : 看護・福祉で大事なこと

村上靖彦著

(中公新書, 2646)

中央公論新社, 2021.6

タイトル別名

ケアとは何か : 看護福祉で大事なこと

タイトル読み

ケア トワ ナニ カ : カンゴ・フクシ デ ダイジナ コト

大学図書館所蔵 件 / 443

注記

主要参考文献: p232-236

内容説明・目次

内容説明

やがて訪れる死や衰弱は、誰にも避けられない。自分や親しい人が苦境に立たされたとき、私たちは「独りでは生きていけない」と痛感する。ケアとは、そうした人間の弱さを前提とした上で、生を肯定し、支える営みである。本書は、ケアを受ける人や医療従事者、ソーシャルワーカーへの聞き取りを通じて、より良いケアのあり方を模索。介護や地域活動に通底する「当事者主体の支援」を探り、コロナ後の課題についても論じる。

目次

  • 第1章 コミュニケーションを取る—「困難な意思疎通」とケア(サインをキャッチする;声をかける;相手の位置に立つ;コミュニケーションを阻む要因)
  • 第2章 “小さな願い”と落ち着ける場所—「その人らしさ」をつくるケア(人生会議、ACP、インフォームド・コンセント;「食べたい」という願い;文化的な願い;生活への想像力;チームワークで願いを叶える;本来の居場所へ)
  • 第3章 存在を肯定する—「居る」を支えるケア(存在の実感を支える;“からだ”を見つけなおす;社会の中の居場所づくり)
  • 第4章 死や逆境に向き合う—「言葉にならないこと」を言葉にする(「不条理な現実」と苦痛;孤立した人とつながる;SOSのケイパビリティ;言葉にできるようになること;行為の証人となる;「答えのなさ」に耐える)
  • 第5章 ケアのゆくえ—当事者とケアラーのあいだで(切断されるケア;ピアの文化;「当事者」とは誰のことか;ケアラーの立ち位置とその支援)

「BOOKデータベース」 より

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